不妊症の定義って?

妊活をはじめる前に知ってほしいのは、不妊には定義があるということ。
日本産婦人科学会が発表している不妊の定義は、
「男女が妊娠を希望し1年間、避妊することなく性交を続けているのに妊娠しない場合。」

 

ここでポイントになるのは期間です。
あなたは不妊の定義となる期間が2年から1年へと変更になった事実を知っていましたか?

 

子供を希望するカップルが1年で約8割妊娠していること、世界保健機関などでも1年と定められていること、さらには出産の晩産化を理由に、日本でも期間が変更となりました。
この定義を知ると、1年間妊娠を希望しているのに妊娠できないという方は、そろそろ病院に行くことも考え始めます。

まずは病院へ行ってみよう

自分で不妊症だと判断してしまうのはNG!
もしかしてと思ったら、まずは病院へ行って検査を行い、自分やパートナーの身体の状態を知ってください。

 

しかし、どんな検査をするのかが分らないため、怖くてなかなか踏み出せない人もたくさんいます。
そんな方たちのために、産婦人科で行われる基本的なな検査内容を男女別にご紹介します。
病院へ行く前に、ぜひ参考にしてみてください。

女性の検査

病院によって初めに行う検査内容は異なります。
初診は生理日以外や生理開始から3日目、5日目などと指定される病院もあるので、事前に問い合わせておくと安心です。

  • 問診
  • これは産婦人科に限らず、どこの病院でも行われることですね。
    妊活をどのぐらいの期間しているか、生理周期は何日か、気になることはないかなど、基本的な情報を聞かれます。
    この時、少しでも疑問点や不安なところがある場合は、気軽に相談してみてください。

  • 血液検査
  • ホルモンの分泌量を調べます。これにより妊娠に必要なホルモンがきちんと分泌されているかが分かります。
    生理開始3〜5日目や、黄体期、排卵前に検査する場合があります。
    またホルモン量の他、HIVや風疹抗体等のウイルス感染症の有無についても調べる場合があります。

  • 超音波検査
  • 膣内に細長いプローブを入れて行います。
    卵巣や子宮の筋腫や形の異常、多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう)でないか等がわかります。
    また排卵日の前後に行うことで、排卵日の特定やきちんと排卵したかどうかがわかります。

     

    この検査はスカートの方が脱着しなくて楽ですが、ズボンで行っても上からバスタオルをかけてくれることが多いので、着衣に関する心配の必要はありません。

  • 子宮卵管造影検査
  • 排卵された卵子は、卵巣から卵管を通って子宮にたどり着きます。
    また精子も子宮から卵管を通って卵子と巡り合います。
    その卵管に癒着やポリープ、詰りがないかを確認するのが卵管造影検査。
    卵子の被爆を避けるために、生理終了日から数日間しか行えません。

     

    癒着や詰りのある方は悶絶する痛みがある場合もありますが、特に問題がない場合でも生理痛程度のわずかな痛みを伴うこともあります。
    この検査をすると、卵管内の掃除ができてゴールデン期間が訪れ妊娠しやすいと言われています。

  • フューナーテスト
  • 精子が子宮までたどりついているか確認する検査です。
    医師が判断した排卵日に性行為を行い、12時間以内に子宮頚管から粘液を採取しその中に精子がいるか確認します。
    粘液の中に動いている精子が確認できないと自然妊娠が難しいとされます。

     

    ただし、フューナーテストは精子の状態などによっても結果が変わるので、1度目が不良でも2回、3回と検査すると結果が異なることもあります。

男性の検査

  • 精子検査
  • 精液を採取し、精液の量、精子の数や運動率、奇形率を確認する検査。
    精子の量が基準値より大幅に少ない場合や運動率が低い場合、奇形率が多い場合は自然妊娠が難しいとされています。
    正確な検査結果をだすために3日ほど禁欲することがお勧めです。

女性と同様、男性も問診、血液検査、超音波検査を行います。
男性特有の検査と言えるのは一般的な精子検査ですが、異常が見つかると特殊な精子検査を行うことになります。

治療方法を選択する

産婦人科での検査によって不妊の原因を探り、パートナーや医師と相談しつつ最善の治療方法を選んでいきます。

 

一般的に、不妊治療は年齢が上がるごとに費用がかさみ、妊娠または出産する確率が低下するという事実があります。
できるだけ早めの検査や治療を心がけることが大切です。

  • 一般不妊治療
  • 検査の結果、特に問題ない場合はタイミング法、人工授精を試します。

  • 体外受精
  • 一般不妊治療で結果が出なければ行います。
    複数の卵子を取り出し精子を振りかけ、無事に分割がはじまれば子宮内に受精卵(胚)を移植する方法です。

  • 顕微授精
  • 重度男性不妊の場合、または卵の殻が硬い場合などに適応されます。
    無精子症の場合も手術後に精子、または精子細胞が見つかれば可能性があります。

妊娠するためにすぐ実践できる妊活スタートガイドはコチラ>>